糖尿病が引き起こす合併症

不規則な生活習慣が原因ともいわれる糖尿病は、患者やその予備軍の数は今や国民の20パーセント以上ともいわれています。
ここでは糖尿病の危険性について簡単に紹介しておきましょう。

糖尿病のほんとうの怖さ

糖尿病が恐れられているのは、その病気そのものよりもさまざまな合併症を引き起こすことであるといってもいいでしょう。
糖尿病は初期のころには自覚症状がほとんどないケースが多いのですが、その際にも合併症は進行しているので気づいた時には合併症が悪化していて様々な病気やトラブルが発生していることもよくあるのです。
その中でも三大合併症といわれるのが、神経の障害、目の障害、そして腎臓の障害です。
さらに直接死亡につながる心臓病や脳卒中といった動脈硬化を引き起こす可能性もあります。

糖尿病の合併症

まず神経の障害は、高血糖が原因で手足の神経に異常をきたすものです。
その結果足の先や裏、手の指などにしびれや痛みを感じるのですが、その特徴として靴下や手袋でおおわれる部分に左右対称に症状が現れることが挙げられます。
つまり、どちらか一方の足や手だけでなく、両足や両手の同じ個所に同じような症状が起こるということです。
次に目の障害ですが、これは目の網膜に存在する細い血管がむしばまれて最悪の場合は失明してしまいます。
これも高血糖が原因ですが自覚症状を感じることがほとんどないまま進行していくので、眼科での定期的な眼底検査によって発見するしかありません。
腎臓の障害も高血糖によって腎臓の細い血管がむしばまれていきます。
症状が進むと腎臓が機能しなくなり体内の老廃物を尿として排泄することができなくなくなり、透析による治療を行うしか方法はなくなります。
目の障害と同じように自覚症状がないので、定期的に腎臓の検査を受けることが早期発見につながります。
そして心臓病や脳卒中を引き起こす動脈硬化も糖尿病が原因となり得ます。
しかし動脈硬化は糖尿病だけでなく、高血圧、高脂血症、肥満といった生活習慣病の合併によってさらに進行が速くなり発症の危険性が高くなるのです。
したがって、これら4つの生活習慣病をきっちりとコントロールすることが重要なのです。

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